癌発覚の日
とある日、甲状腺乳頭癌と診断された。
たまたま喉仏の下にしこりがあるなぁと思って
病院へ行ってみたら発覚。
正直、初期の段階で見つかって良かったと
思う反面、気づかないままなら良かったとも思う。
ついこの間家を建てて、
引越しも無事に終わって
そろそろちゃんと子どもも作りたいと
考えていた矢先のことでした。
パートもしょーもない理由で
辞めちゃってさ。
旦那や両親にいっぱい迷惑かけて。
今度はがんかよ。
お母さんも、おばあちゃんも
甲状腺癌だったから、
私もいずれはそうなるのかなぁとは
思っていたけど…
まさかこんな若くして
発覚するとはね(๑⃙⃘°̧̧̧ㅿ°̧̧̧๑⃙⃘)
夢はまだまだ遠のくばかり。
早く子どもを産んで
母親になりたかったなぁー。
そして、周りの人たちに
迷惑ばかりかけてしまって
本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。
私はいつも助けてもらってばかりで
恩返ししなきゃいけないのに。
本当にごめんなさい。
手術は、首を切って、
ガンのある甲状腺を取るんだけど
首には色んな神経が集中していて
声が出なくなる可能性が高い。
お母さんや、おばあちゃんもそうだった。
今みたいに話したり大声で笑ったり
歌を歌うことが出来なくなると思う。
普段歌を歌うことが好きだから
「歌えなくなる」ということを考えると
手術なんかしたくない。
でも、他に転移するのも怖い。
ちゃんとしろ、自分。
覚悟を決めろ、自分。
死ぬ病気じゃないだけマシなんだ。